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告知出た時普通に11塔界制覇するんだ?! と思ったけど、テウルギアが作り出した塔界だったんですねなるほど~~。
「観測者」は相当強力な力を持つんだな、今まで使おうとしなかっただけで。
彼がその力を使うまでに起こった出来事を考えると感慨深い…。
古の魔王との和解が自然で、やっと手を取り合うことができてよかった~~!!
「全てを赦されてしまった枷を負って」赦されてよかった、でもどうして私を赦すの! でもなく、罰を与えられず全てを赦されてしまった枷を負おうとするメタティアクスちゃんやっぱり真面目な子なんだよね、好き。
「全てを納得はできていない、けれど信じるべきものを違えていたことは理解している」「アウトテートのように楽観的にはなれない、だから時間をかけてわたくしなりのやり方で今後あなたを支える」
「全部知っていて黙っていたあたしの罪はハルパクスの非じゃない。そのせいで帰らない奴まで生み出してしまった」
それぞれのやり方で事態を飲み込み、反省し、言葉にして伝え、なあなあで済まさなかったのがよかったです。
古の魔王が場を引っ掻き回したのも事実だし…。クラウラはみんなを助けるために消えちゃったしね…。
求めている場所はみんな一緒だった、と長い時間をかけて気付くまでのストーリー展開が納得がいくもので嬉しかったです。
色々な事情で端折られた部分もあると思うけれど、全体として読んだ時に違和感なく進めてくださったの凄いと思う。ありがとうございます。
記憶が混濁している中でもクラウラのことはきちんと覚えてたバエルが愛しいし、「在るべき場所に戻っただけなのかもしれぬ」って表現が優しくて好きだなあ。
アスタロトが「礼を言うことが出来ないというのは――辛い、だろうな」と寄り添ってくれたのも好きだよ…アスタロトも後悔を抱き続けてる人だからね気持ちわかるよね。
これやっぱりラスボスはソロモンっぽいですかね。
自らの世界では語り継がれるほどの人であり、滅びから救いたくて一つの世界の理を崩した結果の物語だと考えると憎みきれないんだよな…めっちゃくちゃ嫌味な感じで登場したら「こいつ……!!!」ってなるかもしれないけど。元の人格がどこまで残ってるのか微妙なところですが。
亡霊になっても尚諦めきらなかったナータンからしたらね……全部なかったことにするって言われて「それでみんな救われるんだな!」とはならないよね。
ジェイクが「俺にはお前のことがわからない」って言ったのが凄くいいなあと思いました
いやだって主人公って巻き込まれまくって記憶奪われていいように使われてるのに葛藤しながらも前向きじゃないですか…何でお前は進め続けられるんだよ? って気持ちだって生まれるよ普通だと思うよジェイク。
その普通が描かれたのが好きだな~~~。
ルシールが「あなたの気持ちはわかります」ではなくて「あなたの想いを完全に理解することはできません」って素直に返したのも好き。
「代替品」でありストーリーとしては重要な役割は与えられていない二人であるからこそ、「プレイヤーは私たちには変わらないことを望んでいるはず」「王の心のよりどころとして傍で結末を見届ける」がそれぞれの役目なのが好きですね…二人がいてくれてよかったよ~~~~~!
「一気に二つの塔界を制覇したみたい」えっそれみたいじゃなくてまじで2つ制覇してるんじゃ??と思ったら案の定本来の十一塔界と別の塔界を混ぜたそうです ですよね
主人公はそういうの嫌だろうな、と思って読み進めたらテウルギアが「プレイヤーは反対するかもしれないが――」と言ったのでわっかる!!!!!!! ってなりましたわかるよ…そこで反対する主人公が好きなんだ
一人で全部背負おうとしたメタティアクスとアスタロトが「今後控えた方がよさそうね」と反省してくれたのも嬉しかったです! もうやめようね!!!! もっと周りを頼っていこ!!!
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