<ゴエティア-千の魔神と無限の塔-で明かされていた部分>
あいつ
・アスタロトが「あのバカ」と呼んでいた先代候補者。ルシエラ、ナータンの同期。
・他の呼び名は あやつ 先代の王候補 同一なる者 螺旋回廊の始点 終わらない回廊の始点 など。
・王の一歩手前まで塔を延ばしていた。しかしアスタロトによって封印され、玉座に至っていない。彼が王にならなかったことがゴエティア-千の魔神と無限の塔-本編の始点となっている。
ナータン「眠ってからのことを調べたが、どうやらあいつは王の一歩手前まで塔を延ばしているらしくてな……」(第四塔界 新たな世界へ)
アスタロト「妾の封印がそう簡単に解けるはずもなかろう。第一、封印が解けたのならば妾にもそれが分かるはず」(第五塔界 辿るその先)
・男性。素の一人称は僕。年若い人間。
ルシール「先代の王候補が男だったのであれば、もう少し攻めても良かったんじゃない?」(第四塔界 幕間の物語 ルシエラ)
だけど、僕にとって「これ」は彼女と同じ名前であってはならない。(ハーゲンティの幻影目録)
見たことのない風貌だが、どうやら年若い人間のようだ。(基底心核 回想:「 」)
・彼にとっていくつも存在する世界は溢れている空想だった。
ナータン「塔が貫くのは、いくつもの世界。辿るかも知れなかった可能性を内包した世界だ。この概念はあいつから聞いたものだけどな。まるで物語のようだ、と笑っていたよ。元の世界では溢れている空想だと」(第四塔界 ナータンの言葉Ⅲ)
・ソロモンと同一世界出身。ソロモンの生まれ変わり。
アスタロト「……随分と聞き覚えのある話だと思っていた。滅びゆく世界から突如姿を消したソロモンという男――それはまさか、あの世界の……。テウルギア……お前はどこまで記録している? あいつの記録はあるのか……!?」(第十塔界 膨張し乱れる意思Ⅰ)
テウルギア「その結果、私たちが見つけたもの。かの男が元いた世界に生き、全く同じ魂を持つ人間。均衡が崩れ、滅んだ世界」(第十塔界 膨張し乱れる意思Ⅲ)
「私たちの世界こそが本流であり、唯一無二」(基底心核 稀代の魔導師)
・自らの世界のために殉じ、この世界の皆すらも救おうとした。(基底心核 回想:金剛)
・全てに絶望して地獄へ堕ちた。(第十塔界 膨張し乱れる意思Ⅲ)
・地獄に堕ちた時、ソロモンと同じ神への憎しみを抱いていた。
「お前の「はじまり」も同じ憎しみを抱いていた。世界の滅びを止められず、私と同じ道を辿った」(基底心核 稀代の魔導師)
・他の候補者に比べ、力が抜きん出ていた。
「同一なる者」の力は格別――他の有象無象など無に等しいものだ。同時に呼び寄せた他の11人は、飾りにすらならない。(エニグマ 六の石板 転生)
・候補者としても異質で、世界の本質を暴こうとした。
テウルギア「魂が同じでも彼はソロモンではなかった。候補者としても異質で、この世界の本質を暴こうとした。その結果、彼は沈黙した。文字通り、物言わぬ石となって」(第十塔界 膨張し乱れる意思Ⅲ)
・実力はソロモン>あいつ
稀代の魔導師とも呼ばれた、一人の人間。私が観測を始めてから現在までの間、彼を超える者は誰一人として現れなかった、特別な存在。(第十塔界 名もなき世界の記録Ⅱ)
・彼が魔王を召喚した時、獣型だった魔神は女性的な姿に変わった。ナータンに「趣味が広い」とからかわれていた。
あいつが偶然呼び出せた、魔王の一柱を恐れたのもある。(修魔の塔 オーディールタートル目録)
思えば魔神の姿が変わったのも、この頃からだ。獣のような姿だったものが、俺の世界で言う女性的な姿になった。『これはお前の趣味か?』とあいつをみんなで笑ったもんだ。魔神も、魔王も笑っていた。(修魔の塔 オーディールフラワー目録)
自覚したくはなかったが、以前あいつに『趣味が広すぎる』と皮肉られたこともあって、やはり「そういうこと」なのか……と少々自己嫌悪に陥る。(マラクスの幻影【Awaken】目録)
・彼がつけていた指輪は本物。現在は主人公に受け継がれている。
その者には、模倣品などではなく本物の指輪と、魔導書「レメゲトン」を与えた。(エニグマ 六の石板 転生)
ナータン「お前が「今つけている」指輪は、あいつの指輪だよ」(第四塔界 ナータンの言葉 Ⅱ)
・テウルギアは彼の記録で自身を上書きした。ティアがあいつと魂が似ていると言われていたのはこのため。
幾千の時の中で、私が「学んだ」ものだ。そして、その完成形とも呼べるもの――ソロモンの魂を継ぎし者、終わらない回廊の始点。彼の者の記録で、私を上書きする。(エニグマ 闇晴れて)
<ここからは憶測>
ゴエティアクロス主人公=(どこかのルートで神に敗北した)あいつではないか?
・あいつはソロモンと同じ世界から堕ちてきた。ソロモンの生まれ変わり。
・ゴエティアクロス主人公も恐らくはソロモンの生まれ変わり。(顔も知らない堕天使と縁を結んでいる、主人公の気配が誰かと似ていると女神が気付いている、懐かしい記憶の中で自分ではない誰かの名前を呼ばれているなど)
・あいつも魔導師で、ソロモンと同じように神に挑み敗北したものと思われる。
クラウラ「私には神を信仰するような意思はないけど、圧倒的な力を前にふれ伏すしかない人間の気持ちが少しだけ分かった気がするの。……でも、ひれ伏さず戦った人間もいた。ソロモンと、そして――――「あなた」という存在を巡る螺旋回廊の始点。この世界の王になり、ソロモンに絶大な力を与えるはずだった人間」(基底心核 彼女の声)
「世界の滅びを止められず、私と同じ道を辿った」(基底心核 稀代の魔導師)
・あいつは男性。ゴエティアクロス主人公も中性主人公ではあるが、ライターは男性を想定していると見られる。(彼にリカバーをお願いします、チョコを殿方に渡すなんて、兄(主人公)と姉(エル)のように接する(この三点は修正済み)、彼の力を見てみたい)
<メタ視点も交えると>
・あいつ ≠ゴエティアクロス主人公の場合、あいつの設定が濃すぎる。
ソロモンと同一世界出身と初めて明かされた際既にゴエティアクロスが展開されていたのもあり、ソロモンと同一世界で彼の生まれ変わりで同じように神に挑み敗北した年若い男がゴエティアクロスにおいて単なるモブとは考えにくい。
<時間軸>
・テウルギアは「幾千の時の中」と手記に書いている。ソロモンが地獄に堕ちてからゴエティア本編開始まで五百年とは考えづらい。時間の流れが違うものだと思われる。
・ゴエティアクロスはゴエティアの過去だと言われていたが、正確には
これはかの魔導書に記されし魔神たちの過去を巡る物語(公式サイト)
これはあったかもしれない、なかったかもしれないかの魔導書に記載されし72柱が魔神となる前のとある世界の物語である(公式PV)
魔神がまだ「魔神」になる前……天使だった頃のとある世界の話(四コマ漫画)
過去を巡る=幻影化した魔神の過去を辿るサブストーリー。など、どうとでも取れる表現をしている。
ゴエティアクロスはループの話で、ゴエティアも無数に存在する世界の話。時系列が直接ゴエティアクロス→ゴエティアじゃなくてもおかしくないと個人的には思う。間違ってるかもしれないし今後明かされて覆されるかもしれないけど、現時点では私はあいつ=ゴエクロ主人公で語ってる時があります。
<ぶっちゃけ>
いくつかは後付けだと思ってますはい。第四塔界の時はあいつの設定固まってなかったんじゃないかなあ…。