・元々はバアル・ゼブルと呼ばれていた人間。2つの人格が宿っていたが名の区別はなく、ほとんど同じような存在だった。(旧章8部3章5節)マクレガーの先祖が信仰していたバアルの神々は彼女たちのことである。
・創世神によって天使へと引き入れられた。このとき、ベルゼブブ、ベルフィゴールと天使としての名を得た。(旧章8部3章5節)
・天使時代に肉体の主導権を得ていたのはベルフィゴール。(ベルフィゴール&ガブリエル 図鑑)
├サマエルは「あなたは天界にいた頃は聖母のようだった。すべてを愛し、すべての罪を許し、すべての寵愛を与えられた。なのになぜ、他者に等しく向けた優しさを溢れんばかりの愛をあなたは忘れてしまったの……?」(旧章3部ベルゼブブ編5章5節)と困惑していることから、人格の入れ替わりについては把握していなかった様子。
├ ガブリエルは「あんた……ベルフィゴールじゃないわね。ベルゼブブの方?」と尋ねており、人格の入れ替わりを把握していた。(イベント 神の言葉を紡いで)
・創世神はベルフィゴールを愛し、ベルフィゴールも創世神を愛していた。しかし元は人間だったベルフィゴールは人間への愛も捨てられずに思い悩み、決断できない自分を恥じて消えたいと願った果てに意識の表層をベルゼブブに交代した。(旧章8部3章5節)
・イベント『神の言葉を紡いで』でのガブリエルとの会話から天使時代のベルゼブブは人格の入れ替わりを認識し、ベルフィゴールの記憶も保持していたものと思われるが、ベルフィゴールの記憶が薄れたことでベルゼブブの記憶は混濁した。結果、「双子で生まれたのに、何故か片割れに会ったことがない。理由は不明だが、神が何か仕掛けたのかもしれない」と彼女を認識できなくなった。(外伝 忘却の奇譚-ベルゼブブ編-)
Q.ベルフィゴールはベルゼブブをどう認識していたのか?
A.イベント『神の言葉を紡いで』でベルゼブブが表に出ている間の記憶がベルフィゴールにはない。また、外伝『忘却の奇譚-ベルゼブブ編-』でエルが「天使ベルゼブブはあなたに会えない定めなのですか? それとも――あなたが身を隠しているのですか?」と質問した際、「…………私にもわかりません。きっと神の仕業でもあり、私自身の問題でもあります」と答えていた。
おそらく、外伝ベルゼブブの「双子で生まれたのに、何故か片割れに会ったことがない。理由は不明だが、神が何か仕掛けたのかもしれない」が天使時代のベルフィゴールにそのまま当てはまるものだと思われる。