枝と辿るかもしれなかった世界の話

ゴエクロ世界はループしているでは少し話が逸れるため触れませんでしたが、枝/辿るかもしれなかった世界の話は前作ゴエティア-千の魔神と無限の塔-でも出てきています。

ゴエティア-千の魔神と無限の塔-

レン「主人公様が召喚されたこの世界は 既に滅びを迎えようとしています。中央に1本の塔がある世界。それが元ある姿でした。塔には世界を統べる王が君臨し、王の力により世界に命の流れが生まれていたのです」
レン「ですが、王は姿を消しました。そして王が姿を消すと同時に、この世界は滅びに向かって歩み始めたのです。王が姿を消すだけで滅びに向かう理由は簡単です。この世界の熱量は、塔が他の世界にまで枝を伸ばし、少しずつ分けて貰う形で得られていました。葉より熱を得て根に返す。いわゆる樹木とは全く別の形ではありますが、そうして世界を維持していたのです。塔が導く階層世界「塔界」主人公様の世界もその一つかもしれません。塔界からの供給が断たれているのが現状です」
レン「話が長くなってしまいました。主人公様は世界を救うため、「新たな王」となって頂くために召喚されました。王の候補者にも塔を産み、枝を伸ばす力はあります。塔は持ち主の力に応じてその枝を広げ、新たな塔界へと導かれるでしょう」
(基底部 目覚めた先に)

ナータン「塔が貫くのは、いくつもの世界。辿るかも知れなかった可能性を内包した世界だ。この概念はあいつから聞いたものだけどな。まるで物語のようだ、と笑っていたよ。元の世界では溢れている空想だと。俺もそのときは笑った。だが、今なら理解できる。
 『いくつものお前やネイサンが存在する』この世界を見てな」
(第四塔界 ナータンの言葉 Ⅲ)

ナータン「ああ、変わったのは「第五塔界以降」だけだ。「第四塔界まで」と「第五塔界以降」は、違う塔だったんだろう。「第四塔界まで」は、あいつと、あいつの可能性である主人公が繰り返し続けた世界。ルールが壊れた「第五塔界以降」は可能性の繰り返しがない。必要ないからな。だから、繰り返さなかった場合の世界だ。「繰り返した場合の世界」と「繰り返さなかった場合の世界」がある。それぞれが真っ二つになってくっついたってことだ」
アスタロト「……お前が夢想家だとは思わなかったぞ、ナータン」
ナータン「昔あいつが言っていたことを思い出してね。少し考えてみたんだ」
(第五塔界 未知の世界)

ゴエティアクロス

クロウ「我々には空間の歪みが見えません。グレモリ様にはどのように見えているのですか」
グレモリ「うーん、そうねー。難しい質問だけど、あえて例えるなら木の枝かしら」
クロウ「枝……ですか?」
グレモリ「ええ。今私は、ベルちゃんと話した空間の狭間まで伸びている枝を辿っているの」
リガル「なんだよ、その言い方だと枝っていうのは何本もあるみたいじゃねーか」
グレモリ「その通りよ。空間から空間に繋ぐ木の枝は複雑に重なりながら伸びているの。今私たちのいる世界が木の幹だとすれば、ベルちゃんがいる場所はその幹から伸びた枝のひとつでしかない。木はたくさん枝を伸ばすでしょう? だからここから沢山の枝が伸びている」
グレモリ「この世界が辿る可能性のある未来。この世界が辿るかもしれなかった過去。もしかするとこの世界とは限らないわね。でもね、その辿った先の世界もそこから枝が伸びている場合もあるの。だからさっきこの世界が木の幹と例えたけれど、もしかするとどこかの木の幹の枝の一部なのかもしれない」
(2部ベルゼブブ編6章5節)

ゴエクロ世界はループしている

世界はループしている?

この世界がループしているのは、序盤で示唆されていました。
初出は1章6部4節です。

「終わった世界を、また始めるために」主人公の決意の後に場面転換し、髪が黒いエル(以降、黒エル)が語り始めます。

エル?「……」
エル?「……やはり、こうなってしまうのか。神に抗う者よ」
エル?「私は……知っている。滅びの輪廻を知っている」
エル?「この先は、あなたが選択した並行世界」
エル?「あなたは4度枝<<ルート>>を繰り返した。そして――私はその結果を知っている」
エル?「でも、私に語る資格はない。私はあなたを止めることができなかったのだから……」
エル?「だから言わない。あなたは自分で思い出さなければならない」
エル?「あなた自身で見極めなくてはならない。4つの枝から伸びる先端が未来につながっているのかいないのかを……」
(1章6部4節)

「……やはり、こうなってしまうのか」本部が壊滅し、女神が連れ去られるのを彼女が見るのはこれが初めてではないことがわかります。
彼女の言葉通り、物語はこの後サタナエル・ベルゼブブ・サマエル・アザゼルの4ルートに分岐します。黒エルは全てのルートを観測してきた存在ということです。
黒エルの他にも、枝について触れられているシーンがあります。

クロウ「我々には空間の歪みが見えません。グレモリ様にはどのように見えているのですか」
グレモリ「うーん、そうねー。難しい質問だけど、あえて例えるなら木の枝かしら」
クロウ「枝……ですか?」
グレモリ「ええ。今私は、ベルちゃんと話した空間の狭間まで伸びている枝を辿っているの」
リガル「なんだよ、その言い方だと枝っていうのは何本もあるみたいじゃねーか」
グレモリ「その通りよ。空間から空間に繋ぐ木の枝は複雑に重なりながら伸びているの。今私たちのいる世界が木の幹だとすれば、ベルちゃんがいる場所はその幹から伸びた枝のひとつでしかない。木はたくさん枝を伸ばすでしょう? だからここから沢山の枝が伸びている」
グレモリ「この世界が辿る可能性のある未来。この世界が辿るかもしれなかった過去。もしかするとこの世界とは限らないわね。でもね、その辿った先の世界もそこから枝が伸びている場合もあるの。だからさっきこの世界が木の幹と例えたけれど、もしかするとどこかの木の幹の枝の一部なのかもしれない」
(2部ベルゼブブ編6章5節)

世界を木に例えたグレモリの説明は、ベルゼブブルートが始まりではなく枝分かれした後の世界であることを仄めかしています。
沢山の枝が伸びているとも言っていることから、主人公が繰り返した4ルート以外にも無数の可能性が存在しているのが伺えますね。

序盤の黒エルの台詞、グレモリの例えで、ループしている世界の内の一つであると推測できます。
しかし黒エルは「並行世界」とも言っており、4ルートが同時進行だったのかどこかのルートの全滅後に他ルートが始まっていたのかまではこの時点では明らかになっていません。
何をトリガーにして繰り返しているのかも不明です。
判明したのは5部サタナエル4章5節です。

アドニアは、数々の歴史書や古文書、遺跡等を独自に研究し、人類の勝利への道筋を命懸けで探ってきた。そして、一つの結論を導き出した。それは、神に抗うための鍵とされてきた女神さえ信じることができないというものであり、この時アドニアは真の絶望を味わった。
(女神は、力だけであれば神にも届きうる。しかし、どれほどの力があろうと我々が勝利することはない。なぜなら……)
アドニアは確信していた。この世界は、何度も同じ「時」を繰り返している。恐らくは500年前の神への反乱から。(中略)

時が何度繰り返しても女神は反乱し、人類は滅ぼされる。幾度も人間たちに絶望を与えるのは創世神だけではなく人間を争いに巻き込む女神もなのだ。
(5部サタナエル4章5節)

死に際のアドニアの回想でこの世界が500年前から繰り返していることが確定しました。
何度繰り返しても人類は滅ぼされると言っていることから、トリガーは「この世界の滅亡」であると思われます。

もうひとつ、立てた仮説がある。肉体が滅んでも魂に記憶が刻まれている、あるいは刻まれている人間がいるというものだ。それは、時の繰り返しを知っているということであり、「時」が戻る度に戦いと絶望を味わい、魂は傷つけられていることになる。
アドニア(今生の命が尽きても、記憶を保ったまま初めから繰り返す……これほどの絶望が、あろうものか……)
これまで自分が歩んできた血塗られた道が正しいなどと、胸を張って主張することは到底できない。だが、アドニアは地上の希望であるソロモンの末裔、主人公を見出した。主人公の素振りを見るに、時の繰り返しを認知しているとは考えにくい。しかし、大魔導師の末裔ならば魂の謎を解き明かせるだろう。
そして、きっと「次」こそ、天と地が平定された、平和で光に満ちた世界が訪れるかもしれない。
(5部サタナエル4章5節)

世界はループしている

・この世界は500年前の神への反乱から繰り返している。
・サタナエルルート以前から何度も繰り返しており、サタナエルルートで人類が滅ぼされると500年前まで時が戻り次の世界が始まる。
・時の繰り返しが魂に刻まれ、知っている人間がいる。(アドニアは知らない)

これらの重要な情報が明かされました。
では、4ルートはどんな順番で繰り返しているのか? 時の繰り返しを知っている人間はいるのか? を考えていきたいと思います。

4ルートはどんな順番で繰り返しているのか

まずはメインストーリーの遷移画面を見てみましょう。

上から順番にサタナエル、ベルゼブブ、サマエル、アザゼルルートで並んでいます。これらはメインストーリーの更新順でもあり、サタナエル編が最初に更新されるようになっています。
最初に「この世界がループしている」と明かされるのもサタナエル編で、この枝が終われば次が始まると示されていることから、他3ルートはサタナエルルートの後だと推測できます。
裏付けるシーンがベルゼブブルートにあります。

あなたは夢を見ている。自分でもそれに気づいているが、現実と遜色のない鮮やかな光景だ。
今まで訪れた事のない城のような場所にあなたはいる。
そして、隣にいるのはベルゼブブとサマエルではなく、これから救いに行くはずのサタナエルの姿だった。

サタナエル「皆の者! しっかりしろ!」

サタナエルが凛と響く声で叱咤する。

サタナエル「我ら女神が必ずお前たちを古城の外へ導こう。辛いだろうが今は私たちを信じて耐えてくれ」

戦いに消耗した魔導師たちの顔つきが変わるのを、あなたは感じ取った。
そうだ、女神たちの言葉には力がある。人間の心を動かす力だ。それが女神が女神たる所以なのかもしれない。
この光景は経験したことのない出来事のはずだが、あなたはなぜだか初めて見た光景には思えなかった。

まるで、一度この光景を体験したかのように……
(4部ベルゼブブ編2章6節)

主人公が「まるで、一度この光景を体験したかのように……」と夢に見たのは、4部サタナエル1章5節での出来事です。
主人公はサタナエルルートの後にベルゼブブルートに入ったのがわかります。つまりサタナエルルートはバッドエンドです。
ベルゼブブルートで思い出すのがサタナエルルートのみであったということは、順番はサタナエル→ベルゼブブだと考えてよさそうです。
これはメインストーリーの並び/更新順も一致しますので、サタナエル→ベルゼブブ→サマエル→アザゼルの順で主人公は繰り返していったのではないでしょうか。
ただし外伝、忘却の奇譚ではサタナエル→アザゼル→サマエル→ベルゼブブでしたので、違っているかもしれません。

時の繰り返しを知っている人間はいるのか

サタナエル5部前編まで更新された現在、時の繰り返しを知っている人間はアドニア以外に出てきていません。
そのアドニアも魂に刻まれているのではなく、自力で答えに辿り着いています。

しかし、ベルゼブブルートにて「時の繰り返しを認知しているとは考えにくい」と言われていた主人公が以前のルートを夢に見ました。
他の人間も、夢で見るくらいはあるかもしれません。
可能性が見えるのが、グレモリに枝の説明をされた後のクロウの反応です。

クロウ「辿るかもしれなかった未来……過去……」
リガル「辿る「かも」しれなかった未来とか過去とかそんなのどうだっていいだろ。俺がいる場所が今なんだから」
グレモリ「ふふふ……! その通りよ! 今言ったこと決して忘れないで。それを忘れなければ私たちはこれからも戦っていけるわ」
リガル「あ? ああ」
クロウ「…………」
(2部ベルゼブブ編6章5節)

グレモリが何を言っているのかわかっていないリガルに対し、クロウは考え込んでいます。
サタナエルルートでは対価が原因で寿命が短くなり、このまま死亡すると思われるクロウは、何かを覚えているのかもしれません。
記憶があったとしても、黙っている人間もいるでしょう。個人的には女神の前に姿を見せようとしない第一支部長チックがそうではないか、と思っています。

本編のみではなく、イベントでも気になる発言があります。
1周年記念イベント、追想なる試練の中でのエルです。

エル「本当はあの時、あなたの前に我慢できず現れたのは私の方なんです」

あの時というのは、あなたがエルと初めて出会った時のことだろう。しかし、我慢できずに現れた、というのは一体……?

エル「主人公様とクロウが魔導書の実体化を目指すと知った時に、以前より抱えていた想いが溢れ、自分を抑えられなくなっていたのです。……私は契約したあの日から、ずっと主人公様にお会いしたかった」
エル「本当は、あの時に課した試練も実体化の理由をつけるために行ったこと。本当なら、私たちが出会うのは――むぐっ!?」

エルがそこまで言いかけた所であなたは彼女の頬を軽くつねる。どんな事情があったかはわからないが――彼女に出会えたことで自分は強くなれたということと、そして、これからもずっと一緒にいて欲しいということを伝え、手を離した。
(一周年記念イベント 追想なる試練の中で)

エルが何を言おうとしたかは、主人公に遮られわかりません。文脈的に「本当なら、私たちが出会うのはもっと先になるはずだった」「別の場所だった」といったところではないでしょうか。
このエルは以前にも主人公に出会った記憶があるのです。
それを考えると、本編のエル≠追想なる試練の中にのエルだと思います。

誰が何のために繰り返しているのか? はまた後日考えたいと思っています。

ゴエティアクロス-サタナエル5部前編

メインストーリー第5部開幕の画像がかっこよすぎてやばい……。
もうこれだけでぐずぐずに泣いてしまった……。緊張が高まっていてやばいです上手く息ができないです。

天界との決戦の地へ――
どうやら新エリア天上の塔が解放される模様。前編で辿り着いてしまうんですね…。
一体どうなるんでしょうか……。

最初に更新されるサタナエル編は何もわからない状況なので、凄いどきどきします。楽しみです…!

続きを読む


<第5部1章 五芒聖発射へ>

あ~~~いきなり!!! ここでもう発射きますか!!!!????
どきどきが抑えられない。死んでしまう。

<5-1-1>

・「女神サタナエルは背後を振り返ることなく」ミカエルとアドニアの戦いが絶対気になってるのに、 振り返らないんだよな。だってそれは命をかけたアドニアの想いを裏切ることになるもんな…。
・「五芒聖を起動せよ!」一瞬「んっっっ????!」ってなった。すでに第五支部ついてるのはわかってたんだけど、背景が変わらず竜の山脈だから……。新規背景を用意できなかったんだろうな…。
・後半あたりかな? と思ったらそのまま勢いで発射!
・「さながら反撃の狼煙のようであった」まさしく反撃の狼煙だよね…!!! 500年分だよ!!!!!
・すごい緊張感漂ってきた…!
・「この一瞬のためにどれだけの願いが込められたかを」そうだよね…。たったこの一瞬のために多くの魔導師が死んでいったんだよ。
・「それはあたかも、長い間隠れていた太陽が姿を現したかのようだった」太陽を知らない魔導師たちの意地がこうして地上を温かく包んだんですよ!!!!!!!
・これ天上の塔に生き残った全魔導師が集結するのか!!!!!!!???????
・熱すぎない!!!!!!!!!?
・「ついにやりやしたね!」フランツの笑顔かわいい~~~~。でもやりやしたね! って口調ちょっと違和感あるような気も。どっちかというとマクレガーじゃない?
・チックは………チックさんは……!!!!!?????
・かーーーーーーーーーーーっこいい~~~~~~~~~~~~~~~~~

サーバーが不安定なのかバトルが開始せず、しょんぼり…。待つしかないのでおとなしく待ちますが、この勢いのまま進めたかった…。

復帰したのですっすめるよーー!!!! アピちゃんおつかれさまです!!!

<5-1-3>

「皆、目と鼻を塞ぎ、口を開けてその場に伏せるのです!」クロウの説明口調にちょっと笑ってしまった。きみ真面目だね。
・「……やった……」このモブ魔導師さんの台詞にすごい感情移入しちゃって泣いた……。
・だってずっとこの日を夢見てたんでしょう、どんなに辛くてもそのために戦い続けたんだからさあ…。万感の思いがこもった「……やった……」だよ。
・あああああああああBGM~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!
・拍手と一緒に流れるの最高か!!!!!!!!!!!!?????
・「ざまあみろ、やってやったぜ!」「万歳! 女神様万歳!」そりゃあ嬉しいよなあ…! でも大丈夫か、盛大なフラグになりませんか!!!!?
・えっクロウ…………!!!!!!???? ちょっと待っていきなり不穏なBGMに変わらないで!!!!!?
・10番目だと……………。
・「はい。クロウ君は幻影と化してしまうでしょう……」クロウが幻影化したらどんな感じかなっ!? ってわくわくしちゃってごめん。いやほんとごめん。
・クロウ連れていけないなら鍵役どうするの………???
・???????????!
・主様………!!!!!!!!!?
・うわあああああああああああああ主様!!!!!!!
・親友が命をかけようとしてたんだもんな、彼がだめなら自分が出るよな……。
・「たとえ鍵になれずとも、外で戦って誰かの盾になって死にたいのです!」クロウ………。そうだよなあ自分だけ待っているなんてできないよな。だってクロウも主様と一緒であの本部襲撃を生き残った魔導師なんだからさ…。ここまできてそれができる性格ではないよな。
・誰かの盾になって死にたい…………。どのみち先は長くないのなら、無意味な死にはしたくないもんな…………。自分たちを進ませてくれた尊敬する師のように。
・誰かの盾になって死にたい…………(引きずってる)
・「クロウ君に万が一のことがあれば、〇〇、君が責任を持ってください」あああああ……!!!! すごい、すごいいいなあこの台詞。全部ひとりで決めようとしてたクロウの責任を主様が持つの。
・「俺たちは、死ぬまで一緒だぜ!」リガルのこの言葉、力強くて好き。
・もうまともに歩けないクロウにリガルと主様が手を差し出すの、さいっっっっこうじゃん………。
・ポラリス隊、死ぬまで一緒にいてくれ。

<5-1-5>

・は~~~~~~~~熱いなあ!!!!!!!!
・支部長が先陣きってるのサイコーーーー!!!!!!!
・ねえチックは!!!!!!!???????(二回目)

<5-1-6>

・サタナエル様を助けた虚ろな高原に戻ってくるの最高すぎませんか……!
・最高の演出とBGMが続いていてずっとテンションがやばい やばいな、ずっとクライマックス……。一瞬も目を離せない、すごい。
・ケネスかっこよ…………。
・死者も相当出てるの、やっぱそう簡単にはいかない現実だよなあ。
・離脱するしかない魔導師の無念を主様がちゃんと感じ取ってるの、いいなあ。彼らはそれで少しでも報われると思う。

<第5部2章 死闘の渦>

ケネスの発明!!!!!!??? なんですかソレ!!!!!?
更に過酷な戦い………神もそろそろ本気出してきたのか………。

<5-2-1>

・あわわわわわわわ背景が………!!!!!!!!!!!!
・ついに………ついにここまで………!!!!!!
・「グリーゼ隊、例の装置の準備を!」あっそういえばケネスグリーゼ隊に何か準備させてたもんね!!!? すっかり忘れてた!
・幻獣を弱体化させる装置??????????
・えっなにそれすごすぎない??????! ケネス超すごいひとすぎる
・は~~~~~~~~~なるほどお! 音! 頭いいなあ………。

<5-2-3>

・天上の塔~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!
・テンションあがるうううう~~~~~~~~~!!!!
・せっかくの実地検証が一度きり……とか言ってるの研究者だなあ。女神たちもそりゃ苦笑いするよね。
・クロウ……………。
・クロウ自責の念からなんか無茶したりしないよね????? 大丈夫????
・「遠くから置き去りにした仲間たちが生きながら天魔に喰われる悲鳴が聞こえてくる」うええええ……。3女神が天魔を喰ってる音と仲間が天魔に喰われてる音が同時にしてるの地獄か?
・「吐くな。貴重な食料だ」つ、つら………。補給も望めない状況だもんなあ、どんなに苦しくても食べないとな……。
・ここの描写しんっっっっど。でも詳細に見せてくれるのすごい好き。天上の塔に乗り込んではい終わり、じゃないもんね…。

<5-2-5>

・クロウ……。こんなふがいない自分に貴重な食料消費するのもったいないとか思ってる??? やめなさいよそういう思考!!!!
・「しかし、リガルの心はその程度では折れなかった」「その程度」って言っちゃうの、凄い好き。もうリガルは覚悟を決めた後だもんな~~~! ここまできてクロウに遠慮なんかしないよな。その調子でぐいぐいいこう。
・「珍しく言葉の使い方が正しいですね」www本編では久々に見たなあ、リガルとエルのこういうやり取り。好きだな。
・クロウなんて言ったの………。
・「なぜか、あなたは知るのが怖いと思ったからだ」ちょっっっっ。クロウまじで何言ったのよ!!!!!????? 主様もリガル見習ってもうちょっと……ここで聞き返すだけの気力はないよなあ……。

<5-2-6>

・ここで味方!!!!!!!? ってことは!!!!!!!!?
・支部長組きたあああああああ!!!!!!!!
・わーーーーーい!!!!!!!!!!!
・「4つの支部は合流する」やっぱ第1支部はきてないのか~~~。
・す、すごいすごいすごい 支部長たちが揃って会話してる~~~~!!!!!!
・この場面で普段通りの態度で話せる支部長組のメンタルは流石の一言。
・さいっっっっっこう。
・「遅れた分だけ、きっちり働いてもらいましょうか」ケネスさんにしてはちょっと珍しい口振りだな~~~? と思ったけどフランツの反応的に合ってるっぽい。フランツとケネスちゃんと交流あったんだな、って感じられる一言でいいね。
・「マクレガーが馬鹿力で吹き飛ばしちまったんすけど」いいなあ、いいなあ! この同期らしい気安い言い方いいなあ~~~!!!!!
・アドニア…………。
・戦友の死を悲しみながらも、でもあいつならそうするだろうなって理解してるこの感じ、すごくいいなあ。
・ウリエルさんぶっ壊れてるけど大丈夫か………? 

<第5部3章 命がつなぐ道>

<5-3-1>

・あ~~~~~~~~これRPGでよくある「ここは俺に任せて先へ行け!」で仲間が一人ずつ減っていっていくやつですか!!!!!!?????? 大好物です。
・「いいとこ持っていきやがって!」さっきマクレガーもアドニアに見せ場をかっさらっていきたがって、っていったじゃん~~~~。同じような言葉使ってる同期組めっちゃよくない?
・アドニアのようにこれが永遠の別れになるかもしれないとわかっていながらも、「さっさと追い付いてこないとぶっ飛ばすぞ!」って声をかけるフランツが好き。それを受け取るマクレガーとの友情が最高。同期組最高。ずっとこうして軽口を叩きあってきたんだろうなあって。
・クロウ…………。

<5-3-3>

・「何度も何度も心が折れそうになった時、血の海から引き揚げてくれたのはクロウだった」うん………知ってる……知ってるよ……。
・絶望の淵ではむりだって毎回言ってる
・「今度は自分が彼の手を引く番だ」!!!!!!!!!!!
・主様を引き上げたのはクロウだったからさ、今度は主様がクロウを引き上げてほしいってずっとずっと思ってて………思ってたの………!
・でも女神たちには足手まといじゃない…? 甘い判断を通していいのかな、と思ったんだけど、そっかあ、クロウここで置いていったら主様とリガルの士気下がるよね。特に貴重な戦力の主様は踏ん張ってもらわないとな。

<5-3-5>

・「趣味悪ぃな」「あなたと同じ感想というのは不本意ですがまったく同感です」wwwwwリガルとエルのやり取り大好き。
・アザゼルにすら気持ち悪い像って言われてて笑う。創世神のセンスよ。
・「ここの天魔は私たちが受け持ちます!」ほらああ~~~~~~~~!!! そうくるよね!!!!!! 
・ここでフランツとダイアンが目配せしたの、超テンションあがる。息がぴったりなかつての隊長と副隊長。

<5-3-6>

・おいクロウ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
・(私はなんのために生きているのだろう)そんなこと思わないでよ、みんなあなたに生きていてほしいんだよ、それだけだよ。
・でも鍵になることを決めたのに女神のために何もできず、誰かの盾になって死ぬどころか守られてるのがしんどいの、すごくわかる。わかってしまう。だから余計つらい。
・あああああああああああああああああああああああああああああ
・クロウ……………なんで、なんでそんな…………。
・さいっっっっあくの道を選ぶなよばか!!!!!!!!!!!!!!!!!!
・こうするしかなかったのもわかってるけどさあ……!!!! 幻影になるくらいなら、って分かるけど!!!!! わかるけど!!!!!! 主様もリガルも一生悔やんでしまう終わり方をするなよ………。
・どうすればよかったのこれ???? どうしたらこんな結末を避けられたの???? クロウがクロウという人間だから無理かな、避けられなかったのかな。
・アザゼル編で残りの一本って自決用になったりするよね、術用に魔導師は全員小刀持ってるのかな? とか言っちゃったけどさあ。クロウおまえ おまえ
・〇〇と二人、魔導師になる夢を語っていた記憶だった……でページが進められないんですがどうしてくれる

ほんとにどうしよう

たすけてほしい

あ~~~~~~~~~~~~~…………………

泣きながら進めるね……。

・幼いクロウ………!!!!!!!! かわい゛い゛い゛いいいいいいいい(涙声)
・そうだよ………クロウの周りには大事なもので溢れてたの、みんなクロウが好きで大切だったの。だから生きていて欲しかったんだよ、生きていて欲しかったの。
・そうだよ馬鹿げた考えだよこのばか!!!!!!!!!!!!!!!!
・!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
・よ、よかった!!!!!!!!!!? ぎりぎり間に合った!!!!!!!!!!!!?????
・ほんとにもう………だめかと………。
・流石にさあ、ここまできて自死は選ばないだろうと思ってたんだよ。主様とリガルがあんなにも必死になったんだから。でも結局これまでクロウは何もわかってなかったんだな……。本音は全然語らずにずっと自分の殻に閉じこもってたもんなあ…。やっと気づいてくれてほんとうによかった よかったよおおおおおおおお
・主様気力を振り絞って一発二発くらいひっぱたいてやれ
・「最期の最期まで、みっともなくあがき続けて見せる。そして、死ぬ時はみんなの盾になって死ぬ!」みっともなくたっていいよ、足掻け!!!!!!!!
・この台詞が敬語じゃないの、彼の心からの決意でいいね。
・「リガルが追い詰められても最後まで諦めず抗ったように……!」ずっとリガルを見習お? って思ってたからさいこーだな…。誰もが皆諦めてしまった中でただ一人弓を引いたリガルの姿がこうして勇気を与えてるの、すごい好き。

<第5部4章 佇むは審判の門>

とうとう審判の門まで…! クロウ生きててよかったってほっとしたのも束の間、「クロウもまた、命の灯が消えかかっている……」で現実を思い知らせてくるの胸が抉られるが!!!?
でも自死じゃないのがわかっただけでちょっと落ち着いたな。それだけは絶対に選んじゃいけなかったんだよ、クロウ。
とか言いつつクーラー使ってるのに今めっっちゃ体が熱いんだけどたすけてほしい。
このまま最後まで進めます。

<5-4-1>

・上層~~~~!
・ここまでどれだけの魔導師が犠牲になったんだろうか……。
・「支部長たちが、全員無事であるとは誰も考えていない」そうだよね……。私も思ってない……。

<5-4-3>

・アドニアどうなったのか見せてくれるんだ…!
・「お前、お父様と交流したでしょう?」 HA?
・「お前は一度死んで、お父様に蘇らされたのね」は??????????????????????!
・アドニア神と繋がってるんじゃないかってずっと思い続けてきて、復帰した彼の態度を見て改めたんだけど、ここで回収してくるの!!!!!!!? うそでしょ!!!!!!!!!!
・「弟子たちに会いたい」最期の望みが……弟子たちに会いたい……。
・いやさあ、あのさあ 戦力が圧倒的に天界>地上なんで反撃の狼煙にテンション爆上げしながらも心のどこかで「ここから絶望に叩き落されるんだろうな…」って思ってたんですよ。天使留まらせたのとかさ。全部創世神の掌の上だよね~~~~~~~~~~!?
・「刻まれた魂は、次こそ救われるはず」アドニアだけはループしてるの知ってるんじゃないかとも予想してましたが………これやっぱ知ってるな???????
・このルートでは絶望を与えるのをわかっていて、それでも次のルートへの希望を繋げる、か……しんどい決断だなあ。
・追加契約で生き延びたっていってもそんなに追加契約ってすごいのかなあ? アドニアよく奇跡的に生き残ったよなあとはちょっと思ってたけど……みんなそれで納得してたからさ……。神が蘇らせたって方が自然よねそうよね……。
・となると主様は……何故一人だけ生き残ったのか……。ラジエルの書が守ったのかなあ。
・神によって蘇った後に追加契約、ってことね……そうね嘘はいってないわね……(遠い目)
・こういう形で回収してきたのすごいなあ。
・「雑草をむしるかのような無関心さ」って表現、とても良き。天使にとって人間がどーでもいいのが伝わってくる。
・血塗れのアドニア……
・「この世界は、何度も同じ「時」を繰り返している」はい…………。
・アドニアずっとこの真実を抱え続けたのか………。そりゃ死ぬ時くらい最愛の弟子に会いたいよね…。
・でもサタナエル編が最初じゃないんだな、この時点で既に何度も繰り返してるんだな。

<5-4-6>

・クロウ、ちゃんとお礼言えてえらいね!!!!!!!!!!
・女神サタナエルの記録より………………!!!!!!!!!!!!!
・はーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーおつかれさまです

<まとめ>

~~~~そして私はそっとクーラーの温度を下げた~~~~~
どんな気持ちで後編を待てばいいですか?????????? 無理ですが???????????
何も咀嚼しきれてないんですが どうやって生きていけばいいですか?????
最後のケネスの驚き、なに?

いやもう何を言ったらいいかさっぱりわからないんですけど、ボリュームすごかったな…。なんかもう全部乗せって感じだった。
全魔導師が集結したの熱すぎたし、でもどんどん死んでいく描写きつすぎたし、支部長組が「ここは俺に任せて先に行け!」やったの大好きな展開だし、アドニアの伏線を回収したのもやばい。ループしてるってここで初めて出てきましたね。

アドニアだけはこの世界がループしてるのを知っていて、展開を変えるために創世神と手を組んでるルートがあるんじゃないか……と彼と再会するまで思ってたんですが、凄いいい感じに予想を外したし合ってたなあ。楽しい。
神の声に耳を傾けながらも、彼の魂は最期まで魔導師としてあり続けたの、すごくよかった。
ループしてるのって生前のソロモンか地獄のソロモンがなんかやってるのかな。そこまでの力があるのは地獄のソロモンっぽい気もするけど。
おそらくは彼の生まれ変わりである主様でしかこのループを抜けられないんだろうな。
そしてサタナエル編はこのままバッドエンド一直線だろうな、と思ってますが、やはりこのルートはこのまま終わりそうな。ウリエルがその前になんかやらかしそうだけど。

で、はい、クロウ。
クロウの!!!!!!!!!!!!!! ばか!!!!!!!!!!!!!!
ほんとに ほんとに 死んじゃったと思ったんだから………!!!!!! それはないよ……って放心状態だったんだから………。
何があろうとも絶対選んじゃいけない道選ぶとかさあ!!!? だからあれだけ本音で喋りなさいって言ってたのに!!!!!!!! 後で全部ばれて主様とリガルに殴られておきなさいよ。そんで大泣きされて慌てろ。そんなルートがあってもいいじゃない。
ほんとに………………よかった………。同じ死であってもさ、みんなに見守られながら終わるのと、自死じゃ全然違うでしょ………。あなたを心から大事に想っている遺された人たちにそんな重荷を背負わせたらだめだよ。

クロウのばか~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。子供時代も顔がいいな!!!!!!!!!!!

閉じる

何故天使は味方になったのか

以前ツイッターで結論を出してすっきりしたんですけど、自分のために改めてブログにまとめておこうかな~と。

議題は「敵のはずの天使が味方になった理由はなにか?」
ストレートな答えは大人の事情です。昔ツイッターでミカエルが紹介されたときはユニット化の予定はありませんって書いていましたし。
このこと自体は特に言うことはありません。そういうものだと納得しています。
その上で、ゲーム内での彼女たちの性格や事情を考慮したときに「どんな理由があれば彼女たちは神を裏切ってこちら(魔導師)側につくのだろう」という疑問です。

様々な可能性を考え、随分前(19/9/18公開)にfusetterでフォロワー限定公開の記事を書きました。
その時、ミカエル、ラファエル、ウリエルについては自分なりの答えを出しました。世界線が違えば仲間になることもあるだろうと。
しかし、ガブリエルだけは何があったら味方につくのかと腑に落ちませんでした。
当時の私には何故ガブリエルだけが納得できないのかを上手く言語化できず、もやもやとした気持ちを抱えていました。
それが解消されたのは4女神の過去を巡る外伝、忘却の奇譚―ベルゼブブ編―(21/01/28公開)です。

作中でガブリエルはこんな台詞を言っています。

「どうして神からこれほどまでの寵愛を受けているのに拒むの!? みーんな神からの愛を渇望しているのに、なぜ!! 私は神をだれよりも愛している……! その私が認めるあなたこそが、神の隣にいなければならないの!」
(ベルゼブブ外伝2章6節)

「私は神を誰よりも愛している。その私が認めるあなたこそが、神の隣にいなければならない」
ガブリエルがベルゼブブに執着し、天界に連れ戻そうとする理由は「神にとってそれが一番いいと私が思っているから」です。他の天使はどうでしょうか。

ミカエルは「心から愛しているサタナエルに同じように愛してほしい」
ラファエルは「右座の守護者に左座の守護者として認めてもらいたい、アザゼルと親友でいたい」
ウリエルは「サマエルに一番の弟子だと褒めてもらいたい」

が執着する理由かな、と私は思っています。この辺りは人それぞれの解釈が入ると思います。

ミカエル、ラファエル、ウリエルは神に忠実ながらも、別枠で相手を一番にしています。なのに相手は自分を一番に想ってはくれず、あまつさえ相談もなく裏切り、話し合えば和解できるはずと思っています。無理です。結果、拗れに拗れました。
でも、もし、一番に想ってくれた上で相談してくれていたなら。相手と同じ道を選ぶ世界もあるかもしれません。
中でも想像しやすいのはミカエルです。彼女のボイスに

「お姉さまを汚す輩には……死を」(戦闘開始時)
「いけない子にはお仕置きが必要ですわね」(戦闘開始時)
「あなたの成長はわたくしの喜びですわ。共にお姉さまに尽くしましょう」(ホーム時)

というものがあります。サタナエルのそばにいることを選んだのが窺えますね。
また、召喚時には

「わたくしにあなたのすべてを見せてください。その器、わたくしが見極めて差し上げますわ」(召喚時)

と言っています。サタナエルを任せるに値する人間なのか、彼女は見極めようとしているようです。
ボタンを掛け違っていなければ姉のサタナエルと共に地上に降りてくるルートもあったのでしょうし、途中からでも仲間になるルートもあるのでしょう。

では、ガブリエルは?
彼女は仲間になってからも「神の伝言者」という立場を捨てていません。彼女のボイスには

「私に任せておけばすべて上手くいく。私の言葉は、神の言葉なのだから」(召喚時)
「これが伝言者<メッセンジャー>の力よ」(戦闘終了時)
「神の言葉に耳を傾けないからよ」(戦闘終了時)

などがあります。ガブリエルがそういうキャラクターだから、で録られたボイスですが、神の味方のような口ぶりで神が放つ天魔を倒していくのはなかなかに不思議な光景です。
更に本編でこんな台詞も言っています。

「ぷ、あはは! 味方? 味方なわけがないでしょう! 私の心は昔も今も創世神と共にあるわ。私は神の伝言者ガブリエルよ」
(3部ベルゼブブ編8章6節)

「私の心は昔も今も創世神と共にある」
仲間になっても神の伝言者の立場を捨てていないように、これはどの世界線であっても揺らがない彼女の信念だと思います。
ガブリエルは自分が愛する神を裏切ったベルゼブブを許せず、他の三天使たちは自分を裏切った相手を許せないのです。
ラファエルは「あたしを裏切ったことを後悔させてからじゃないと」とはっきり言っています。

「ここで! あんたを殺したっていいのよ! あはははは! でも、それじゃもったいないでしょう! もっともっと、あたしを裏切ったこと後悔させてからじゃないと……!」
(4部アザゼル編3章6節)

ミカエル、ラファエル、ウリエルはそもそも相手と拗れることもなく、人間も大事に想う気持ちに耳を傾けていたなら、魔導師側にいる世界線もあると思う。ガブリエルだけは三人とは異なり、神を動機にしているから想像しづらい。が今の私の結論です。
ガブリエルがベルゼブブに執着する理由が明確になったことにより、ようやくすっきりしました。
ちなみに仲間になるにあたって今後の本編で、という発想がないのは、天使陣が既に色々やらかしすぎていて個人的に和解はないと思っているためです。

これらを全部ひっくるめて、「まあ実装しちゃったもんは仕方ないよね。そういう世界線もどっかにあるよね」です。

ソロモンの魂を持つ者たち

ゴエティアクロス

ソロモン 堕天使と結託し神に戦いを挑んだ、地上の王。暁の協会の設立者。10人以上の兄弟と数人の子どもがいる。忘却の奇譚―サマエル編―にて登場。サマエルとは相思相愛の仲だった。

主人公 ソロモンの子孫。記憶喪失で、自身がソロモンの末裔であることを知らない。ウリエルがソロモンと間違えたほど容姿もしくは魂がソロモンと似ている。

↓ 数千年後?

ゴエティア-千の魔神と無限の塔-

ソロモン 神に滅ぼされた己の世界を救うために自ら地獄へ堕ち、世界を作り替えた。目的のためには手段を選ばず、他世界から熱量を奪って糧にしている。今作のラスボス。

あいつ 先代候補者。ソロモンの生まれ変わりで、彼と同じ世界から地獄に堕ちた。その存在は他者から語られるのみであり、直接的には登場しない。▹ゴエティアでのあいつについて

主人公 当代候補者。王にならなかったあいつの代わりとして召喚された、あいつの並行存在。あいつと酷似しており、同じことを繰り返すことを恐れたアスタロトによって記憶を奪われている。ソロモンとの決着をつけた後は転生し、観測者レンに見守られている。

本編主人公以前の主人公 幾回、幾人も呼び出されては失敗していた。主人公が召喚される10日前に召喚された人物は2日で同期のジェイクに刺殺されている。

ゴエティアクロス-光の異界

続きを読む


“光の異界”のタイトルに相応しい希望に満ちた終わりだった…!!!
二人に死なないでほしいな…でもゴエクロだからな…どうかな…ってどきどきしてたからよかったーー!!!
「アガリアレプトとサタナキアの目指す、人間と亜人の平等の世界は、いつか必ず実現するだろう」
二人の満面の笑顔も最高で、今までの外伝の中でも一番晴れやかな終わり方でしたね。リリスは一人元の世界に戻っても厳しいだろうなって感じだったし、アバドンは死ぬために戻ったから……。

一度目は主様を見捨てた二人が、二度目は助けようとしたの泣けた…。真っすぐに自分たちと向きあってくれた主様のこと、いつの間にか大事な人になってたんだよね。

自分たちを迫害した人間を憎む気持ちを知っている。人間のおばあさんに優しくしてもらった二人は愛も知っている。だから主様のことも助けた。その愛が最後まで揺らがず、二人の心の支えになっているのが凄くよかったな。
アガリアレプトにはサタナキアが。サタナキアにはアガリアレプトが。姉妹が一緒にいる限り、二人はひとりにはならない。彼女たちが怪物になることはないのだ。

怪物になってしまったウルスラグナに同情はしつつも、「でも、だからと言って、罪の人間や亜人を…子供たちを襲う理由にはならないよ」「悪いのは人間のほんの一部……だから、お前のように見境なく怪物に襲わせるのは間違ってる」と彼に容赦しなかったのが好きです。

黒幕と思われた人間がサイコパスすぎて笑いました。あの小物感も最高だったな。

ライラさんの妹ってもしかしなくてもラナシーちゃんかーーーー!!!!?
そうだよね髪色同じだったね!!!!???? 時の商人って他にもいるんだ~~~くらいにしか思ってなかった。姉妹の方が自然ですね……。
やっぱりこれはライラさんもUR路線か。

今回一章ずつの更新で、次回予告が入るのが初の試みで面白かったです。
読み返すときにはどうだろうなーとちょっと思ったけど。まあskipがあるか。

主様は無茶しすぎ死にかけすぎなので、ソロモンの末裔だってちゃんと教えてた方がよかったのではと思わなくもない。
そもそも前線に出さない方がいいんじゃないかとずっと思ってますが。あなたは人類の希望なんだぞ………。ソロモンの末裔じゃなくても自分を大事に生きて。
前々から気になってたことだったんですけど、主様の世界には大きな戦争が起こっていないらしいです。人類の敵は神、で一致しているようですね。少なくともこの外伝では貴族はいない設定だし、全員が貧しい中で滅びゆく世界を生きてるんだな。神こそが正しい! 派と争いになったりしてないかなーってちょっと思ってた。
貴族設定なかったことになったね…?? っていうのは引っかかるところですけども。他にも設定がぶれてることがあるので、できれば統一してほしいな…とは思います。

閉じる