ゴエティアクロス-追想なる試練の中に前編2

この子たち何歳だろうなあ

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クロウも主様も己の実力は弁えてて幻影は無理だって冷静なの凄いし、持て囃されてても調子に乗らず精進してるの凄い。
けどアドニアも亡くなってしまったサタナエル2-1の「犬死」は心のどこかにあった驕りが出たんだろうな…裏を返せば死者を増やしたくなかったって事だし、人間くさい主様が好きだよ。
あれ人間ではない、主様と心通わせてるエルが気づいて止めたの上手いなと思います。
放置してたら周囲もプレイヤーも印象違ってたと思うし、本人もすぐに反省してたので。

主様って常にクロウの一歩先を進んでたっぽいけど、今の階級はどちらも中級魔導師なのが「あなたに追いつき肩を並べられるような人間になるため」の言葉通りにクロウはたゆまぬ努力を重ねてきたんだなあってわかる…隊長と副隊長ですしね。
実体化まだだから本人は追い付いたとは思ってなさそうですが。

「戦う力を持った者の使命として、私たちは本来、奴らの存在を、決して軽く見てはなりません」
この人の真面目さがとても好き。
様々な思いのこもっているだろうクロウの言葉、が気になるんですが、この人やっぱり守れなかった妹かお姉さんいたりしません??ここで姉妹に限定しているのは殴り合いの喧嘩とかしたことなさそうなので男兄弟ではないかな、というイメージからです。
主様も理解を示しているし、肉親は関係なしに念願の3級魔導師になれた後でも目の前で失った命が多すぎる方かもしれないけど、これを言うのが幼い少年なのが現実の厳しさを物語っている…。

クロウってほんとは何も切り捨てたくはなかったんじゃないかな…。
自分の手で守れる限りのものは守りたくて、なのに気持ちとは反対に失うものが多くて、少しずつ心をすり減らしていったのかな。

「冷静沈着で、どんな場面でも最良の決断を下すことができる人物。多数を守るために少数を切り捨てる判断ですら下せる
しかし内面は非常に神経質で繊細、それゆえに危うさがある。
自分が受ける精神的なダメージを減らすため誰とも親しくしようとはせず、隊員たちの名前は覚えていても性格や髪の色、好きなものなどの情報は持たない」
この子がこうなるんですよ…真面目な性格だし最初はきちんと他の隊員とも向き合ってたんだと思う。
でも自分の決断で誰かが死ぬことに耐えられなくて段々と距離を置くようになったのかな…非常に神経質で繊細、それゆえに危うさがある。主様は正しくクロウのことを理解してるんだよな、理解できるだけの長い年月を共に過ごしてきた。
アドニアが主様を副隊長にしたのは主様が記憶失って不安定すぎたからクロウに預けたんではないかと思ってるけど、クロウも精神的に限界がきてるのを察して一人になってた彼らを二人に戻したのかもしれないなー。
「二人が組めば、高い壁であっても乗り越えられることをあなたたちは知っているのだ」
終わってしまった世界を二人で歩き出したんだもんね…。
しかし師匠ほんといい師匠だなあ、指導も的確。
いい師匠だなーって思いとでも裏切ってるんでしょ?って疑惑がごちゃまぜになるから困る。

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