かくりよの門-朧-8章

よかったよ~と聞いていたので期待しつつ進めました、楽しかった!

続きを読む

8章 橋ノ国

画像見る限りあちこちに橋がかかってるのかな? さー進めていこ~。

<一節>

「陸と陸をつなぐ、まさしく橋の役目を果たしていた国」
あ物理的な橋じゃなくて国のことなんですねありがとうアカザさん。

「人は多数生存しているようだ」よかった!
緋桐と澪ちゃんも喜んでてかわいい、BGMも「橋の役目を果たしていた国」にぴったりな力強く希望に満ちた感じなの素敵ですね。

主様呼びってえっ誰? と思ったら玉兎さんだ~~!!!
持ってないからストーリーで登場してくれると嬉しい、主様のためなら全てを捧げます! って感じのキャラなんですね。
二人は呼び捨てなんだと考えたら即緋桐が「僕達のことは呼び捨てなんですね…」って返してて笑った。

<三節>

「思わぬ再会」そんなにキャラ出てきてないよね…? 怪我を負って、って日吉丸かな?
あ、やっぱり日吉丸だった!
「日吉丸、妙なことしたら右足も使えなくしてやりますからね」緋桐さんこわっっ!!!!? 怒らせたらいけないひとだ
敵だから当然なんですけども、お前の式姫は恐ろしいなにちょっと同意してしまったごめん緋桐。
でも主くんと澪ちゃんを守るためにそれを言える緋桐が好きだよ。
助かったよ、って言われた後の澪ちゃんの「……ふん」がかわいかった~~~別に日吉丸を庇ったわけじゃないもんね、澪ちゃんは感じたままを口にしただけで。

<四節>

「半端者」
龍の一族は「人間の血が入ってるからこそ強い可能性を秘めている」って方向性だったけど、他の妖は「忌々しい人と妖の子」ってなるんですね多分こっちの方が多数派だよなあ。
「完全な存在など、この世には存在しません。みんな何かが欠けながらも懸命に生きている」玉兎さんのこの台詞好きだな~。
「澪さんは澪さんです。生まれなど少しも気にしません」ここで主君にもそうだよって頷いてほしいいいいいい…主人公の台詞が切実に欲しくなるシーンだった。

<五節>

「ようやく見つけたぞ、 大禍刻以来、数十年……憎き陰陽師……ついに……」「ワシはお前に復讐し、全ての陰陽師を滅すると誓ったのだ」
え、主くんが何をしたっていうの!!!!!!!? 緋桐も初対面って言ってるけど!!!?
「最愛の息子を手にかけた……」
んんんっっ!!!!!? 主くんは赤ん坊の時の話だよね!?
「陰陽師というのは、ただ妖を殺めているのではありません。その御霊を解放し、再び輪廻の円環へと返しているのです」なるほどお!
さっき玉兎さんが人も妖も魂になれば同じって話してたもんね。
力の強い主くんが生まれたことによって様々なことに影響を及ぼしたとか…? だからお母さんも必死の想いで逃がした? って考えを巡らせたけど、完全に人違いではないでしょうか妖さん。

<六節>

「身に覚えのない罪を着せられた主人公」
そうだよね全く身に覚えないよね~~~~~!?
今まで倒してきた妖のことで恨まれるのは仕方ないだろうけど、人違いはかわいそうだな。
(悪巧みしてるなら)「もしそうならこの場で僕が叩き斬りますからね」緋桐さん言い方が物騒である。
裏切った相手をすんなり受け入れる方が違和感あるので、緋桐が「今あなたに敵意がないのはわかった、でもあなたを許しているわけじゃない」ってスタンスを崩してないのは安心感あるけども。
「殺したのは陰陽師じゃない。母上だ」そっちか~~~~~~~!!!?
「ただ一つ言えるのは……母上の中に「情」と呼ばれるものなんて存在してないってことだ……」日吉丸寂しそうだなあ……BGMも切なめ…。
今はまだ役に立つから生かされてるだけ、って本人もわかってるんだろうな
彼はそのうち味方になりそうな気はしますね。
俺は俺の道を進んでいくしかない、って交わらないままで最後の最後に手助けしてくれるとかも好きです。

<七節>

ぴゅんってワープするの楽しい、この国変わった地形だよね海の上だからだろうけど
人間を喰らいたい欲以上に息子の仇を討ちたかったんだなあ…。
それだけの力を持つ陰陽師なら高位の術だって使えるはずだってなったのか。
他に心当たりのある陰陽師がいなかったのね、主くん災難である。

<八節>

国の人たちは玉兎さんを守りたかったんだなあ。
生贄にされる予定だった陰陽師には申し訳ないし本当はこんなことしたくないけど、どうせ陰陽師が訪れることはないんだろうって気持ちもあったんだろうなあ。
そうしたら障壁壊した陰陽師が現れたものだから、どうしようかって慌てたんだろうな。
全てを話してくれて本当にごめんなさいって心からの謝罪を聞けてよかった。
自分を責めちゃう玉兎さん真面目だけどつらいなって思ってたら澪ちゃんのよしよしで和んだ、澪ちゃんありがとう。
「そうですね。民の皆さんを見れば、玉兎さんがいかに愛されているか…そして玉兎さんもまた、民を愛しているということが分かりました」緋桐もありがとう~~~~そうなんだよね、どっちも愛してるから守ろうとしてすれ違っただけなんだ。
これが陰陽師誰が来るのか分かってて差し出してたらちょっとあれですけど、来るか来ないかもわからない存在だったわけですし、力のない彼らにはどうしようもないことだったんだと思います。

「日吉丸……僕達と一緒に行動していても、何も変わらないんですね。子どもが襲われるのを見て、心が痛まないんですか!?」
緋桐は言いたくもなるよなあ……でも日吉丸の「人間の味方なわけじゃない」が今の彼の全てなんだろうとも思うよ。
この子は自分がそうやって助けられたことがないから非力な人間を助けるって発想がないんじゃないかな。
使えなくなったら容赦なく斬られる、って中で生きてきたんだろうし…。

<九節>

「加護の印」?
宝珠に刻まれた加護の印、お母さんは本当に味方なんだろうかと初期からちょぴっと疑っていますが朧ちゃんのストーリー的には味方だろうなあとも思う。
操られてるとか、止むを得ない事情があって一時的に裏切ったとかならありそうだけど。

<十節>

「お前ならわかるだろう。そうだ、ここはお前が我が息子を討った場所だ!」わかりませんが!!!!!?
「……さあな。人間くさいことしちまった」日吉丸を人扱いしてくれる人がいなかったから彼は人間側に寄ることができず育ってしまっているだけで、主くんたちと一緒にいれば変わりそうだけどな~。
でも必要とされてる澪ちゃんへの劣等感とかも募りそうなので難しいところかな、彼自身が自分と向き合わない事には始まらないかもしれない。
「またいつか、共に戦う日を待ってます」
「はい。……約束です」
またね! いつか主くんたちがピンチに陥った時に助けに来てくれたら熱い。

人間を襲わず家臣に慕われてる妖もいるって話だったし、最愛の息子が殺されていなければ静かに暮らすつもりだったみたいだし、もしかしたら分かり合える道だってあったのかもしれないなあって切なかったです。

一言でいいから補足があればすんなり納得できるんだけどなうーんって感じていた部分が綺麗に改善されてて何の引っかかりもなく続きを楽しみにしながら読み進めました、面白かったです!
率直な感想を記すか悩みつつ、後から読み返した時に今の自分の気持ちをちゃんと知りたいなと思ったので残しておきます。

閉じる