備忘録。ネタバレもするよ。

No.195

ゴエティアクロス
#ネタバレ 過去に遡れる石を神が作ったのは気まぐれ、この世界を滅ぼうとしたのも気まぐれ(本家ソロモン談)。でもアスタロトが「この小さな世界のために幾千、幾万の世界を差し置いてもこの世界を壊しに来る」って言ってるから、どうでもいいわけではないんですよ。
ベルフィゴール「今よりももっと世の秩序が曖昧だった遥か昔……世は過去を悔やむ者で溢れていました。そこで神は気まぐれに触れると過去に遡ることが出来る、とある「石」を創ったのです」
ベルフィゴールは話を続けた。神も最初は興味深く様子を伺っていたが、それは世の理を壊す可能性があると気づき、石を砕き、誰の手にも渡らないよう天魔に喰わせたのだと。
(ベルゼブブ外伝2章1節)

興味深く見ていたわけですよね。神は人間の生き様に興味がある。
ラジエル「神様もずいぶんと意地が悪い。奴らが死んでも、何とも思っていないだろうに。どうせ何もかも消してやり直すのだ。誰が死のうがどうでもいいのだろう?」
(5部サタナエル編7章1節)

けど幻影、恐らくは天使も死ぬのはどうでもいい。何故ならどうせループし続ける世界の一つにしか過ぎないから。じゃあ何でまた繰り返すのかって、「この世界では望みが叶わなかったから」だと思うんですよね。過去を悔やむ者を見て石作ったりしたってことは、創世神が見てみたいのって”後悔のない人間”つまり、「誰一人犠牲にすることなく天上の塔に辿り着くこと」ひいては「人間の可能性」だったりしない?

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