No.81
2021/08/11
ゴエティア
引用元書いておかないと後の自分がわからないか、とメモ。
#考察
――容姿――
『上出来だ。実は、ここに候補者を招いたのは君が初めてではないのだけど――』
『最初に招き入れた者は、早々に果ててしまったのだったか……よく憶えてないが、情けない話だ』
『賢者などと名乗っておきながら、知識の追求の為の力を持ち合わせていないようでは、その器もたかが知れているというもの』
(エニグマ 創世の石板-復元-)
テウルギア・プライム「…………私が戦うのは久しぶりのことだろう。記録に残る限りは、間抜けな賢者の息の根を止めた時以来。そしてお前が、二人目となる」
(第十塔界 観測者の心核)
ティア「レンと少し似ていて素敵だけど、僕は君が作ったこの体の方が好きだな」
テウルギア「……遠い昔に命を奪った候補者。その記憶から作り出したものだ」
(第十塔界 紙切れ)
暗闇の扉の先にいた、――――――――。
~ 古ぼけた紙束 100枚目 ~
「なるほど。君の想い人は、こんな姿をしていたのだね」
瞼を開ける。
重い。
指先すら動かない。
「これが、人間の歴史の中で『美しい』と形容される容姿なのかな。参考にさせてもらおう」
眼球が乾燥しきって、瞼が張り付いているのかもしれない。
目を閉じていたのか、開けていたのかも忘れてしまった。
霞んだ視界に、影が映る。
「どうだろうか。できる限り模倣してみたのだけれど、よくできていると思うかい?」
さらりと揺れる緑色の何かと、床に落ちた赤黒い何かが、微かな視界に入る。
緑色の美しいそれは、遠い記憶の中にある、美しい人の髪の色によく似ていた。
一方の赤黒いモノは――
少し前まで隣に寄り添ってくれていた、優しく誠実な魔神に似ていた。
ピクリとも動かないそれには、何かが破壊されたような痕があった。
おぞましくて、それ以上目を向けることができなかった。
「それにしても、無駄が多い。不要なパーツは省こう」
――。
「君とよく似た構造になった。こちらの方が動きやすい」
「貴重な資料をありがとう。君がとった数々の行動をもとに、次は上手くできるように務めよう」
「次がいつなのか、果たしてその時が来るのかは分からないけれど……」
「私は、ここへ至る者が現れる時を待ちわびているよ」
「退屈を食い破る、新たな風が吹き込むのを――」
(デュラハン・セクス 目録)
※賢者に関してはシリーズイベント、賢者の図書館でも語られている。
――中身――
アスタロト「――塔の中の気配が、一つ増えている……」
ナータン「……なんだと? ここに来るまで気付かなかったのか!?」
アスタロト「「馴染みすぎている」――塔に近付くまで、違和感がなかった」
ナータン「なっ……誰だ……!?」
(第五塔界 広がる輪)
アスタロト「判断がつかないなどと言っておきながら「嫌な感じ」だと? お前らしくないな、ナータン。何にせよ、妾の存在を外の者に気取られては厄介だ。周囲のことは、任せたぞ」
ナータン「正直、よく分からない……一言で言うなら……「変」、だな。善でも、悪でもない……。――そうだ」
ナータン「……似てるんだ」
(第五塔界 二人の帰還)
ベリアル「なんで――「あいつ」がこんなところにいるんだよ? 「あいつ」はアスタロトが封印してるんじゃないのかよ!?」
ベリアル「いや……違う! 「あいつ」はあんな容姿じゃなかった……! 顔だって全然違う……!」
グレモリ「ええ、そうよ。今のは彼ではないわ。とてもよく似ているけれど、違う」
(第六塔界 忠誠の刃)
ベリアル「……さっきの奴、本当に「あいつ」そっくりだった。姿かたちが似てる、とかじゃなくて……。なんていうか――魂、みたいなところがさ。なあ、おかしいだろ。「あいつ」なのはプレイヤー名なんじゃないのか?」
(第六塔界 静かにもゆる炎)
『万事を円滑に進めるために必要なのは、人を動かす力、すなわち心』
『幾千の時の中で、私が「学んだ」ものだ。そして、その完成形とも呼べるもの――』
『ソロモンの魂を継ぎし者、終わらない回廊の始点。彼の者の記録で、私を上書きする』
(エニグマ 闇晴れて)
#考察